外壁の傷みが気になるようならサイディング
外壁は年月が経つと、塗装がはがれてきたり、汚れが目立ってきます。外壁リフォームを行うと、建物の耐久性が維持され、新築のような美しさがよみがえります。
外壁は大きく分けて、モルタル塗りなどの湿式とサイディングのような乾式に分かれます。
湿式の壁は高級感は出ますが、ヒビが入りやすく割高になります。
乾式の壁は、経済的で手軽に張り替えることのできる材料です。外壁リフォームでは、湿式の壁でも乾式に張り替えることができます。
外壁リフォームで注意しなければならないのは、外壁に求められる耐火性能です。住宅は、建築基準法の適用を受け、外壁の延焼の恐れの有る部分には、一定の防火、耐火性能が求められます。外壁リフォームにおいては、自宅の外壁に適用されている建築基準を把握し、外壁にその性能を持たせる必要があります。
次に外壁は、雨水を跳ね返す防水性能も求められます。外壁材の下には防水紙を張り、雨水の漏れを防ぐ必要があります。防水紙の重ね巾などの基準がありますので、遵守して施工することが大切になります。そして、住宅を長持ちさせるには、通気性を良くすることが重要となり、サイディングなどの乾式工法では柱などの構造材と外壁材の間に若干の空気層を設け通気を良くする通気工法を用います。通気を良くすることは、家を長持ちさせる大切なことです。
近年、省エネが叫ばれ、外壁にも断熱性能が求められるようになりました。外壁リフォームを行うときは、既存の断熱材が足りない場合は、施工しておくと良いでしょう。